ラガヴーリン 12年 スペシャルリリース 2023 / 700ml 56.4%

〜ドン・フリオ・アネホ・テキーラ樽フィニッシュ〜
ラガヴーリンの特に力強い味わい、旨さ、蒸溜所の個性が詰まっています。テキーラ樽フィニッシュにより、香り高いハーバルスモークと甘いプラムの重層的な風味が強く残されています。

テイスティングノート:
〈色味〉
明るい青みがかった日光の色。

〈香り〉
最初に感じられるアロマはスモーキーというよりメディシナルで、炭酸石鹸やスージングクリームの仄かな香りですが、すぐに浜辺の流木での焚き火から立ち上るウッドスモークの香ばしい香りと出会います。この強いハーバルスモークの香りが優位になると、じっくり焼いた豚肉のような、おいしそうな香りがただよいます。
1滴の水を加えると、強烈さが和らぐとともに、潮とフルーティーな香りが増し、スモーキーながらさらに芳しい香りとなります。

〈味わい〉
口当たりは自然で、芳醇なコクのあるテクスチャーがクリームのような滑らかさで口の中に広がります。さらにフレーバーがコクを増しながら、味わいは最初は甘く、シトラスのようで、少量の適度な塩味が加わります。
やがてスモーキーさを増す中で、瑞々しいプラムのノートが現れ、最後に唇がひりつくような感覚に変化します。少量の水を加えると、やや甘みが増すとともにスモーキーさも現れます。

〈余韻〉
長く、塩味の利いたピリッとした余韻でフィニッシュは非常にスモーキーです。
その後、口の中に仄かに肉の風味が混じり、その両方が後を引き、さっぱりとした飲み口です。

ウイスキーの聖地「アイラ島」に1816年に設立されたラガヴーリン蒸留所は、情熱的でスモーキーな味わいで知られています。創業当初の製法を今も守り、洋ナシ形のポットスチルで、一般的なモルトより蒸留時間が長く、最長11時間にも及ぶこともあります。この長時間の熟成が、ラガヴーリンのまろやかでエッジの聞いたキャラクターの秘密となっています。
  • 19,470円(本体17,700円、税1,770円)