スカーレット カスクマリッジ BATCH♯3 700ml 30.4%

今回がバッチ#3となるスカーレット カスクマリッジは、バッチ#2と同様、草根木皮が織りなすボタニカルレシピのベースは、残しつつも、原酒のブレンド比率を微調整。バッチ#1同様に、ジャパニーズウイスキーの空樽で約三か月間のマリッジが施され、度数はあえて少し高めに仕上げられております。


・ボタニカル
草: レモンバーム、ゴールデンベリースプラウト、セージetc..
根: ウコギ、ススキ、スイバ、アンゼリカetc..
木: シナモンetc..
皮: ゆず、ブラッドオレンジetc..
20種類以上のボタニカルを使用。

・熟成(マリッジ)→瓶詰
ジャパニーズウィスキーの空樽を使用し、築後100年以上の日本の伝統的な土蔵にて熟成。複数の樽で熟成された原酒をブレンド、1バッチ1,000本に満たないスモールバッチのクラフト規模をベースに瓶詰が行われている。

・テイスティングノート
コチニールとオークが融合したアンバーカラー。ビターチョコレートとバニラ、少しのメンソールとタバコ、ビターオレンジ。アフターにリッチなオーク感。旨味の優しいアマーロ。


■『Amaro:アマーロ』とはイタリア語で【苦い】を意味し、【苦味】を帯びたリキュールの総称で日本にも古来より「良薬口に苦し」という言葉があるように、薬として何がしかの効能を求め製造された歴史があった。
現在では嗜好品としてカクテルカルチャーに必須のアイテムとなっているアマーロだが、見た目にも美しい赤みを帯びたリキュールがこの日本に存在しただろうか。
スカーレットは、日本の緋色(ひいろ)のことでコチニール貝殻虫から抽出された動物性の色の名称。
1800年代のアマーロのレシピ等を参考に、20種類以上のボタニカルを用いているが、何処か日本らしさが感じられるのは、日本で生まれた草根木皮を使用しているからだろう。国産リキュールの歴史とカクテルシーンに【SCARLET】はイノベーションを起こすに違いない。
  • 3,850円(本体3,500円、税350円)