1897年創業のハイランド地方スペイサイド川流域のノッカンドゥ村に位置するある蒸溜所のシングルモルトです。ファーストフィルオロロソシェリーホグスヘッドの15年熟成で、シングルカスクのカスクストレングスボトリング。
このシングルモルトの蒸溜所は、近年までサラディン式モルティングを行っていたことでも知られています。

色はアンバー。
グラスに注ぐとミックスドライフルーツやキャラメルといった凝縮感のある甘いアロマに続いて、シナモンやクローブの甘みを含んだスパイスの香りや、ほうじ茶の香ばしい香りが混ざり合います。
口に含むと蜜のようなとろみが感じられ、キャラメルビスケットやドライアプリコットの味わいに、生姜糖やシナモンの温かみを感じるスパイスがバランスよく加わります。
フィニッシュにかけて焦がし砂糖やソフトドライいちじく、レーズンが姿を現し、シガーボックスの香りが鼻に抜け、心地よい余韻が広がります。

オロロソシェリー樽に期待するキャラメル、ドライフルーツ、そしてスパイスの風味が豊かに感じられるシングルカスクです。