ハプサジン 700ml / 43%

ハプサはサンスクリット語で、ジュニパーの意味。
ややオイリーなニュアンスを帯びた、ジュニパーベリーの濃厚なアロマ漂う香り立ち。
インド原産の柑橘種ゴンドラジに由来するライム調のノートに、土っぽく、スパイシーなニュアンスが力強く余韻に残る味わい。

ウイスキーや、ラム、ビールがアルコール飲料の大半を占めるインドにおいて、ジンはほとんど注目される事のない、未開の飲料でした。
ジン・トニックの発明された起源をもち、5,000年以上もの歴史を紡ぎ、スパイスやハーブを熟知してきた国でありながらも―。
ニューデリーにバー「パーチ」を2015年に開業したアナンド・ヴィルマニ(Anand Virmani)とヴィアハブ・シン(Viabhav Singh)は、バー経営をしていくなか、クラフト・ジンの潜在需要と、インド産ジンの不在に気づきます。
スパイス、ハーブの伝統をもつインドで、今までにないクラフト・スピリッツを生むこと。
それは、空位となったジンカテゴリーへの新たな挑戦へと結実しました。
ディスティラーにジェイ・ダワン(Jay Dhawan)、デザイナーにアパラジータ・ニナン(Aparajita Ninan)を迎え、2017年に「ナオ・スピリッツ蒸留所」をゴア州内に設立。
インド産クラフト・ジンの着想から、蒸留所設立を経て、試験蒸留とスパイス、ハーブの調合を試行錯誤していく中で、ついに“ハプサ・ジン”が2018年にリリースされました。
ボタニカルはすべてインド原産で、北インドのヒマラヤ山脈に自生するジュニパーベリーや、西ベンガル州の柑橘類ゴンドラージ=Gondhoraj、コリアンダーシード、ターメリック、カルダモン、マンゴー、アーモンド、ジンジャーの計8つを使用しています。
“ハプサ・ジン”の最大の個性は、ジュニパーベリーに由来する濃厚なアロマ。
“This Gin has a Mountain in it”と掲げるように、雄大なヒマラヤ山脈へと誘うような、力強い芳香に包み込まれます。
  • 6,600円(本体6,000円、税600円)