千葉の名産、落花生を使った蒸留酒です。
選んだのは千葉半立という品種。小粒ながら風味・甘みがあり、落花生の王様とも呼ばれています。 大多喜で育った千葉半立を収穫し、天日で乾燥させます。
数日後にFARMING FRIDAYの参加者とともに行ったのは、ぼっちづくり。
ぼっちとは落花生を乾燥・熟成させるための野積みの方法。茎や葉を外側、さやを内側にして、通風のために中に隙間を作りながら円筒形に積んでいきます。1か月ほど経つと、ぼっちの高さは2/3ほどになり、実の乾燥とともに渋みが抜け、でんぷんが糖に変わり甘みが増します。 実だけを選り分けて殻をむき実を取り出した後に、直火でロースト。スピリッツに浸漬した後に蒸留。2年間オーク樽で熟成しました。 収穫したときにはトラックの荷台いっぱいにあった落花生が、乾燥と熟成、そして蒸留を経て出来上がったのはわずかな量。しかしそれだけ凝縮した落花生のおいしさが詰まっています。 風味豊かな落花生の軽やかな香ばしさと深みのある味わいを楽しめる、この土地ならではの蒸留酒です。

ストレートで味わうのはもちろん、オン・ザ・ロックでじっくりと楽しむのもおすすめです。
軽やかな香ばしさと深みのある味わいは、ナッツやチーズと相性抜群です。
特に、塩味の効いたおつまみと合わせると、落花生の自然な甘みがより引き立ちます。