mitosaya 171 ROUND POTATO / 500ml 48%

mitosayaの隣町、千葉県長生郡睦沢町などで栽培されたさつまいもから生まれた、香り豊かな蒸留酒です。

睦沢町は海と山の間に位置し、里山の風景が広がるのどかな土地です。この町で耕作放棄地などを利用したさつまいもの栽培とほしいも「むつぼしいも」の製造が行われています。栽培されているのは紅はるか。高い糖度としっとりとした質感が特徴で、麦芽糖の比率が高いため上品な甘さがあります。

紅はるかは春の終わりから植えられ、約5ヶ月間かけて栽培され秋から冬に収穫されます。収穫時の糖度は約9度。低温度・高湿度の環境の冷蔵保管庫で熟成することで糖度は14度まで上がります。その後、洗浄・選別され、地元の天然ガスを使って蒸されます。蒸したさつまいもの皮をナイフでむき、スライスしてから平置きで乾燥させます。
睦沢町の郵便局が始めたこのほしいものプロジェクトは、現在26軒の農家が関わり大きく成長しています。

mitosayaではこの干しいもの加工工程で発生する皮を含む実の部分を譲り受け、原料に使用しています。ほしいもには使われないものですが、実は皮の周りが一番香りの良い部分。
熟成と糖化、さらに蒸して柔らかくする作業を終えたものなので、お酒づくりには最適です。発酵に最適の温度になるようにお湯を加え酵母を加えて発酵させた後に、冷却を強めに、より香りを引き出す蒸留を行います。

蒸留された液体は、フローラルなさつまいもの香りと甘やかな味わいが特徴です。麹を使わないのでさつまいもの純粋な香りが引き出せます。
トロピカルフルーツのようなフルーティーで軽やかな芳香はまさにさつまいものオードヴィー。まるくて華やか、長く続く余韻があります。

まずはワイングラスやグラッパグラスでストレートでお試しください。ロックや水割り、もちろん干しいもをお供にしても最高です。

同じさつまいもから生まれた「CARAMEL POTATO」もぜひ試してみてください。
  • 8,580円(本体7,800円、税780円)