mitosaya 162 桂花陳酒 / 500ml 13%

「金木犀の花の香りが満開になる8月に醸造し、選別して放ち、祭壇に3年間封印してから良酒となり、甘くまろやかで、食欲を増進させ、心をリフレッシュさせる効果がある」

清朝初期に書かれた『帝都歳時記』という書物に、桂花陳酒のことが記されています。当時、桂花陳酒は皇室の厨房で醸造されたもので、王子や貴族が飲むためだけのものでした。

初めて商品化されたのは、フランス人醸造家を招き設立された北京の国有ワインメーカー、北京葡萄酒厂(北京ワイナリー)が、1959年の中華人民共和国建国10周年記念の贈答品として製造したものだそう。
この由緒ある桂花陳酒を、mitosayaに秋に咲く金木犀と、山形で採れたヴェルデレー種のワインと、そのワインを搾ったあと蒸留したグラッパから作りました。

手除梗で7割程度を潰しじっくり仕込んだワインは適度な酸味もありふくよかな味わい。2年間漬け込んだ金木犀の花を漬け込みました。淡く濁っている分、加糖は最低限にとどめドライで豊かな香りを楽しめます。

他の桂花陳酒のようにロックやソーダ割りはもちろんですが、ぜひそのまま、少し冷やしてワイングラスでお楽しみください。
  • 5,720円(本体5,200円、税520円)