「カリラ 2015／2023」は、とてもアクティブなヴァージン オーク樽で9か月間フィニッシュ熟成をした影響で、何か違うものが生まれました。ピート香を覆うバターやクリーミーな香りはありません。しかし、逆に、アイラの特徴を増幅させる、非常にしっかりした骨格をもつ芳香があります。

<テイスティングノート>
香り：ヨードの薬っぽい香りがこれまでよりも強くなります。大胆で、素朴で、タール感があり、少し土っぽい香りです。そしてバルサミコのわずかに酸味を感じる香りと、古い樽感が少しあります。ワイン樽で熟成させていなくても、ワインのような香りもします。
味わい：力強く、嵐のような味わいです。ブラックペッパー、ピート、リコリス、松林の焚き火の香りが爆発します。明確な甘味はなくタンニンがピートと協力してスモーキーさを大きくしています。逞しく主張のあるアイラモルトです。

−ウィルソン＆モーガン社−
1992年以来、インディペンデントウイスキーボトラーのウィルソン＆モーガンは、素晴らしいスコッチモルトウイスキーを世界中に提供しています。ベストなカスクのみを選び、カスクによってはポートやラム、マサラカスクにてフィニッシュ熟成をさせてより良いモルトに仕上げています。そして熟成のピークを見極めてボトリングし、日本、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、もちろんイタリアを含め世界中へ出荷されるのです。